税理士試験の税法免除で2科目免除を狙うには【大学院へ進学しよう】

この記事でわかること
・大学院で税法2科目を免除ってどういうこと?
・税法2科目免除は恥ずかしい事なのでしょうか
・働きながら大学院へ通うのは可能なのか大変な場合は
・税法免除ができるざっと大学院の一覧をあげてみる

何年も何年も税法科目の勉強をしていても合格できない場合、税法免除というもう一つの選択肢も視野に入れてもいいかもしれません。

目次

大学院で税法2科目免除ってどういうこと?

税理士試験の合格を狙う場合通常は

会計科目2科目
税法科目3科目

合わせて合計5科目を取得する必要があります。
大学院を出て2科目免除を狙うというのはこの税法3科目のうちの2科目を免除してもらう事です。

そうすると、3科目合格すればいい事になります。
その方法として

税法免除できる大学院で学び、学位を取得しそこで作成した修士論文が国税審議会に認定されれば晴れて税法2科目が免除になるというものです。

大学院で研究する内容は、通常取得必須科目である法人税法か所得税法のどちらかである必要はありません。

税法にかかわるものなら違う科目でも大丈夫です。
研究する内容はもちろん税法にかかわるものです。

そして、実際に試験を受けて合格する科目は

簿記論
財務諸表論
その他税法1科目
(法人税法や所得税法である必要はありません)

単に税理士の資格を取得するという目的だけで言えば最後の税法科目は何でもいい事になります。

受験する科目として

消費税法→実務で必要な科目
固定資産税→たった一つの計算ミスですべてが終わる科目
国税徴収法→理論問題のみで実務で必要かというとそうでもない

大抵、この中の科目を選ぶ人が多いと思います。

まれに、「酒税法」を選択される方もいますけどそれこそあまり意味がない気が個人的にはします。

社会人になってから税理士免許の取得を希望する人は割とこのコースに進む人も多いと思います。

1科目取得するだけで時間も労力もかかりますからね。
実は初めて受験するときって、全部で5科目取るなら

3年あればいけるかなー。

って、大体誰もが考えると思うんですね。
はい、もれなくわたしもそう考えたたことあります(^-^;

受験を続けていくうちに1年で2科目取ったり、すごくできる人だと1年で3科目取得したりして、そういう人は税理士試験では超人だという事に気づいたりします。

そうなんです、超絶優秀な人とかセンスがある人なら1年で科目合格するでしょう。
なので、5科目取得のところを3科目合格して残りの2科目は免除を受ける道もあるのなら考えたくなりますね!

税法2科目免除は恥ずかしい事なのでしょうか

少し前だと、

院免の税理士なんて使えない。とか、
5科目取ってなきゃ税理士じゃない。

なんていう人も中にはいました。
で、そもそもなんですが、税理士のバッチつけてお仕事をしているとき

お客様からは

「あなた、税法免除組?」

なんて聞かれないじゃないですか。笑
お客様からみたらそれってどうでもよくて、きちんと仕事をしてくれる
税理士なら5科目合格だろうが院免(大学院免除の事)だろうが関係ありません。

あとから法人税法でも所得税法でも好きなだけ勉強すればいいのです。
そこにこだわるのは、同じ税理士試験を受けた人達だけですね。

そんな小さなことを気にする税理士なんて相手にしない事です。

実力で勝てばいいのですから。

働きながら大学院に通うのは可能なのか大変な場合は

税法免除のために、大学院へ進もうと決めたはいいけれど働いているから通うのはかなり大変な気がします。
それと近くに通える大学院がない場合、通信制の大学院を考えると思います。

東亜大学院

こちらが、通信制の大学院です。
税法免除が狙える通信制大学院ってここだけなんですよね。
やはり全国の皆さんが狙っているだけあって倍率3倍!!

では一応、他にはないかと探してみると

事業創造大学院大学

この大学院では2021年4月以降の入学なら
オンラインで「税法2科目免除」か「会計科目1科目免除」が狙えます。
大学院の所在地は関東かと思いきや新潟県でしたー。

このように通信制やオンライン授業があれば、
こなすのは大変ですけど通う手間は少しはぶけそうですね。

そして、

大学は通信課程がありますが、大学院はちょっと違う

産業能率大学大学院

があります。
こちらでも会計科目の免除も出きますし平日夜間や週末に通うことができます。

個人的には会計1科目免除よりも税法2科目の免除の方がいいと思います。

税法免除ができる大学院の一覧をざっとあげてみる

その他にも社会人にとって助かる平日夜間や土日に通学できる大学院をあげてみますね。
気になる大学院があったら資料請求ができますのでぜひ資料を取り寄せてみてください。

名古屋商科大学ビジネススクール会計ファイナンス研究科

武蔵野大学大学院通信教育部

国士舘大学大学院政治学研究科

国士舘大学大学院法学研究科

目白大学大学院経営学研究科経営学専攻(修士課程)

文京学院大学大学院経営学研究科

埼玉学園大学大学院経営学研究科経営学専攻

名古屋学院大学大学院経済経営研究科経済学専攻

千葉商科大学会計大学院会計ファイナンス研究科

亜細亜大学大学院経済学研究科

亜細亜大学大学院法学研究科

拓殖大学大学院商学研究科

全国各地の大学院でした。
探せばもっとあると思います。
授業が平日夜間なのか土日もOKなのかは必ず確認をお願いします。

まとめ:今どきの税理士試験は院免を狙う人が増えている

税理士試験への合格の道として大学院へ進んで科目免除を受けようというお話でした。

大学院なので結構な学費がかかりますが、もう何年も何年も受験し続けて受からない場合は大学院で税法免除を選択するのもありだと思います。

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