映画の舞台は長崎県川棚町にある小さな集落「こうばる」。
ここは50年以上も前からダムの底に沈むという計画があり、住民は世代を超えてそれに抗ってきた。
ダムというと限界集落というイメージがあるが、「こうばる」は駅から近く、子供たちも多い。作品はダム反対ではなく、この小さな里山の自然豊かな暮らしにフォーカスし、観る人々をあたかもそこに暮らす人々の親戚や友人になったように感じさせてくれる。
住民一人一人が丁寧に描かれ、家族やふるさとへの思いがしみ出してくる。この映画は賛成、反対を越えて、未来の選択を共に考えようと優しく促してくる。

  • 監督:山田 英治
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